探究科1年生 日本動物学会中部支部大会で最優秀発表賞(R3)

日本動物学会中部支部大会の高校生発表の部で「カイメンの浄化作用」という研究発表を行った探究科1年生グループが最優秀発表賞を受賞しました。

探究科1年生有志は、今年7月に金沢大学等の支援を得て能登の臨海実習施設で実習を体験し、いくつかのグループに分かれて海洋生物に課題を見出して探究活動を行いました。 松本にもどってからも、金沢大学のご厚意で海洋生物を松本に送っていただき、能登の限られた時間の実習では十分出来なかった実験を9月末まで本校理科室で実施しました。 その成果を11月14日には日本比較内分泌学会で、12月4日には日本動物学会中部支部大会の高校生の部でそれぞれ発表させていただきました。

その結果、日本動物学会中部支部大会で発表させていただいた「カイメンの浄化作用」の研究グループが最優秀発表賞を受賞しました。 発表グループの多くがSSH指定高等学校や高等専門学校の研究グループで、その研究は興味深い課題について丹念な実験調査と深い洞察力のうえに充実した機材や予算を使ってなされたハイレベルなもので、本校生徒諸君は目を見開きながら発表に聞き入っていました。

本校のカイメン研究班の研究は、それらの研究に比べて素朴なテーマでしたが、高校生としての独自の視点、限られた施設のなかでの工夫した実験、そして的確なデータの解析法などを駆使したものでした。 発表審査においてもそれらの点を大変高く評価していただいたようで最優秀発表賞を頂くことができました。

1年生探究科の生徒は、これから本格的な個人課題探究を始めますが、今回の受賞を励みとしていっそう真摯に探究学習に取組んでくれるものと期待しているところです。