国際探究科2年の乾美優さん、池田瑞稀さんが個人探究をいかして、校外で発表の機会をいただきました。
トランスジェンダーを公表している乾さんは、「性について考える」と題して岡田公民館で40名程を前に講演。自らの生い立ちを振り返りながら、生物学的な性と性自認が異なるトランスジェンダーのつらさを具体的に説明するとともに、内面の性は男女の二択ではなく、グラデーションではないかと語りかけました。「性はグラデーション」と題した個人探究の成果を活かした講演でした。
池田瑞稀さんは今年度の個人探究で松本市立博物館、松本市文書館、松本市立図書館の協力を得ながら博物館での展示を計画。現在、松本市文書館で100年前のスペイン風邪と現代のコロナの比較をテーマとしたミニ展示を行っています。この実践を松本市文書館の講座でMLA連携の事例として発表させていただきました。MLA連携とは博物館(M)・図書館(L)・文書館(A)の連携を指します。
自分のこだわりを追求し、学校を離れたところで自立して発表する姿は立派で、頼もしさを覚えました。