探究の縣陵


2023年度探究通信 日常の探究学習の様子をお伝えします。

11月号「東京から台湾へ」ほか
10月号「小平奈緒さん講演会」ほか
9月号「KRGP2023はじまる」ほか
7月号「どうする?夏休みの探究」ほか
6月号「縣陵生、日本代表になる」
5月号「課題探究ついに始動」ほか
4月号 「探究の日 世界を広げ人生考える日に」ほか

これまでの縣陵生による「探究活動」による蓄積を閲覧できます。(探究の中身についてはkenryo.ed.jpドメイン内からのアクセスのみとなります。ご了承ください。)

2022年度の本校の探究活動について動画にまとめています


ここが縣陵の探究的な学びのPoint!!

探究科・普通科とも、1年次は週2コマの「総合的な探究の時間」を設置。さらに探究科は学校設定科目「探究」(探究基礎・探究実践)で学びを深めます。

高校で学んだことを、明日、そして将来につながるように探究的な学びが注目されています。

新しい時代に必要となる資質・能力として、①各教科に関する個別の知識や技能(身体的技能や芸術表現のための技能も含む)だけでなく、②社会で解決が必要な様々な課題を発見し解決していくために必要な思考力・判断力・表現力や、さらに①や②の力を結び付けた主体的・協働的に学ぶ力が必要とされています。

主体的・対話的で深い学びにつなけるICT機器の活用

探究科開設の平成30年度入学生から、本校では生徒全員がiPadを所持しています。普段の授業での活用はもちろんのこと、探究的な学びに必要な情報の収集、整理・分析、まとめ表現に役立てます。
校内にはWi-Fi環境が整備されているので、いつでもどこでもiPadでの学習が行えます。もはや文房具の一つといってもいいでしょう。
その他、学習ツールとして、様々なEdTech教材等を活用し、生徒がICTを活用するスキルの向上につなげています。

充実の探究プログラム

1年次から3年間を見通した探究カリキュラムを敷いています。スモールステップで目標を達成し、最終的には一人1テーマの探究活動に取り組みます。
探究に必要な技能は一朝一夕に習得できるものではありません。1年生の早い段階から、技能を身につけ、くりかえし指導することで、2年次以降の本格的な個人探究活動の質が向上します。
まとめとして、1月に校内での課題研究発表会で2年生全員が発表を行います。

探究科の特色

世界を「じぶん」で変えてゆく、縣陵「探究科」

自然探究科

理数科準拠の教育課程

自然科学分野を中心に深く学びます。実験・観察・考察などを行うとともに、大学・研究機関とも連携した質の高い学習をします。
理学部・工学部・薬学部・医学部などの進路を実現します。

国際探究科

国際教養科準拠の教育課程

人文・社会科学分野を中心に深く学びます。また、外国人教師による少人数授業により英語のコミュニケーション力も高めます。
法学部・経済学部・文学部・社会学部・国際関係学部・外国語学部などの進路を実現します。

1.新しい大学入試制度に対応し、高い進路目標を達成できる学科

センター試験から大学入学共通テストへ。2020年度、大学入試は大きく転換期を迎えました。これまでは「知識・技能」という問題が中心でしたが、、新入試では「思考力・判断力・表現力」をより評価できるような出題形式に変わってきています。探究科では、基礎的な学力はもちろんのこと、その知識を総合的に活用する技能を習得し、難関大学(東京大学・京都大学・早稲田大学・慶応義塾大学など)、医学部(医学科)、海外の大学などへの進路を目指す学科です。

2.探究的・専門的で高度な内容の授業

ゼミ形式の授業・科学的な実験や分析・ICT機器の活用など、探究的で質の高い学びを提供します。理系・文系の各学科に対応した高度な専門科目や学校設定科目「探究」などを少人数で学ぶことにより、総合的な学力を伸ばします。
・探究α…一人ひとりが課題を設定し、課題研究に取り組みます。
・探究β…外国人教師(ALT)とのディスカッションなどを通して、英語やプレゼンテーション能力を磨きます。
・探究γ…データ処理や統計学などの応用数学を学び、数理処理能力を育成します。

3.多様な興味関心に応えるフィールドワーク

東京での英語学習施設や、企業での研修だけでなく、国内サイエンス研修(東北大での防災減災研修・スーパーカミオカンデや神戸理化学研究所ほか大学研究施設研修、能登臨海実習など)、海外研修を実施します。大学や研究機関・企業等を訪問し、世界の最先端に触れることで、より深い学びにつなげます。

4.外部と連携した幅広い活動

国内研修や縣陵同窓会(縣陵の学びを支援する会)による社会人講師の派遣、信州大学や金沢大学をはじめとした高等教育機関との連携、大学生によるサポートなどにより、多数の外部企業や大学と連携した活動に取り組み、広い視野でより深い探究学習につなげます。

充実の研修

より深い探究のため、校内外で様々な研修を効果的に行います。

・東京研修(1年次秋)

「SDGsを理解し、今後の探究学習や進路学習にいかす」というテーマのもと、2泊3日で東京方面研修を行います。TGG(東京グローバルゲートウェイ)での英語研修や、SDGsの17のテーマごとの企業研修、大学や研究施設での研修をじっくりと行います。

・探究科海外研修

自らの興味・関心に応じて自ら主体的に研修先を選択し、自由にデザインします。現地では研究機関での研修、企業訪問、自然調査活動、インタビュー活動、ホームステイ、ボランティア活動などを行います。

探究の日(各学年・春)

各学年の状況に応じた幅広い体験型研修を行う本校独自のプログラムです。チーム作りを行いながら、視野を広げ、頭を柔らかくし、目の前の進学よりも先のキャリアを想像します。

普通科台湾研修(2年次秋)

普段の授業で学んだ知識を海外で実際に運用し、そこで得たものをもとにグローバルな視野を養うとともに、その後の学校生活や卒業後の進路にいかします。課題研究の参考として、台湾の大学・研究機関・企業・専門施設で研修をし、探究的な学習を深め、発信力を養い、課題研究のまとめにつなげます。

Q&A

Q1 探究科と普通科の違うところは何ですか?

A1 カリキュラムが異なります。教育課程表をご覧いただくと、専門学科において設置される科目の部分が普通科とは違う点になります。教科書が普通科とは異なる科目もあります。少人数でのアクティブラーニングや大学入試問題演習など、普通科よりもより実践的な授業を展開します。

Q2 課題研究はいつまで行いますか?

A2 2年次の1月に発表会(KENRYO Researchers GRAND-PRIX)を行います。探究科はこの発表会以外にも探究科独自の発表会を2年次冬に行います。探究科は3年次に論文の作成を行います。探究科の生徒で3年次も希望する生徒は、個別に対応しています。

Q3 探究科についてもっと知りたい!

A3 例年11月に探究科説明会を行っています。そこでは、現役の生徒の声や、学科の特徴、課題探究の成果発表などを行っています。詳しい日程等はウェブサイトでお知らせしていきます。