能登臨海実習最終日は、石川県立七尾高校(SSH)に伺って研究発表交流会をしました。七尾高校も毎年、1年生40名が金沢大学で海洋生物探究を実施しています。今年も2週間ほど前に私たちと同じような探究活動をしてきたとのこと。海あり県、海なし県の違いはあれど、同じフィールドで探究をした高校生同士の交流会でどんな化学反応が起こるか楽しみでした。
縣陵生が口頭で、七尾高生はポスターで発表を行いました。ゲストアドバイザーの金沢大学鈴木先生からも、学会のようだ、と評価して頂くほど、両校ともに活発な質疑応答が見られました。表彰式では本校のヤドカリの視覚、触覚について探究した班が最優秀に選ばれました。
七尾高生のポスターはどれも論理の展開が明快で、グラフの使い方が上手でした。また説明も非常に丁寧で分かりやすく、科学探究の指導のあり方として、大変勉強になりました。
2泊3日の超ハードで濃密な探究の中で、あえて未知の海洋生物を題材にし、対象を良く観察し課題を発見する力、仮説の検証のための実験を自分たちで考える力、多くの失敗をしながらも仲間と協力して一つの結論を導く力、そしてそれを他者に分かりやすく伝える(プレゼン)する力をつけることが目的です。この経験が今後の探究に活かせるといいですね。