高校生が「新聞記者」を体感

10月18日に軽井沢プリンスホテルで開催された日本新聞協会の「新聞大会」を縣陵新聞部の3名が取材させていただきました。県高文連新聞専門部に加盟する長野・屋代・上田西・松本県ケ丘の4校から16名が、同大会の様子を伝える翌19日の朝刊紙面をつくるという大胆な企画でした。各取材チームに信毎の若手記者の方がついてくださり、ご指導いただきました。19日の当該記事はほんとうに高校生の書いた文章で、写真も高校生が撮りました。

同大会では優れた報道の担い手に贈られる新聞協会賞の表彰もあり、高校生記者たちが受賞者に壇上で公開インタビューも行いました。受賞者のみなさなんの応答からは、記者たちが時間をかけ、地道で気の遠くなるような取材活動によって社会へ真実を伝えようとするジャーナリズム精神を学ぶことができた、熱のある時間でした。チームについてくださった記者の方も、高校生を普通の記者仲間、後輩記者として指導してくださり、高校生と一緒にしゃべりながら短時間で昼食をとり、「さあいこう」と取材に駆けだしてゆく姿が、何だか新聞社を舞台にしたドラマをみているようで、とても印象的でした。締め切り時間に追われながら細部まで妥協なく記事の内容を詰めてゆくチームをみて、教員目線では最高の「キャリア教育」だと感じましたが、生徒たちはそんなこととは関係なく、夜遅くまでの大奮闘に「楽しかった~」と充実した笑顔をみせてくれました。