3年G組の中禮さんの研究論文「長野県から始まる海洋汚染」が、日本環境化学会主催の第20回高校環境科学賞で奨励賞を受賞しました。中禮さんは、7月15日から山形県山形市で開かれる第33回環境化学討論会でポスター発表及び表彰式に参加します。当日は全国から受賞を受けた高校生が集まります。
中禮さんは2年次の個人探究で、マイクロプラスチックに興味を持ち、粘り強く実験を行ってきました。身近な河川にもマイクロプラスチックは存在するのか自分自身で検証するために、自宅近くの用水路にプランクトンネットを設置し大量の河川水を濾過、濃縮。そのサンプルを顕微鏡で観察した結果、複数個のマイクロプラスチックを検出することに成功しました。
さらに、マイクロプラスチックが生物に及ぼす影響を調べるため、自宅近くの田んぼからタニシを採取飼育し、そこにマイクロプラスチックを投入してタニシ体内へのマイクロプラスチックの取り込みを検証しました。その結果、タニシの体内および糞からマイクロプラスチックを検出し、マイクロプラスチックがタニシの体内に取り込まれてしまうこと、一部は糞として排出されることを確認しました。

