岡山大准教授の本田晃子先生を講師に、ウクライナ・ロシア情勢に関する特別講座を開きました。
本田先生はロシア建築史や表象文化論がご専門で、1月に刊行された著書『都市を上映せよ~ソ連映画が築いたスターリニズムの建築空間』(東京大学出版会)が話題となっている気鋭のロシア研究者です。1年生~3年生(卒業生)の希望者を対象としたこの講座には、急な募集だったにも関わらず約30名が集まりました。
本校職員による基礎講義のあと、本田先生から「ロシアアイデンティティとウクライナ危機」と題して、ロシアとウクライナの歴史や、プーチンの歴史観、ロシア国内での反戦運動などについて、日本のメディアではあまり扱われることのないロシア側からのお話をいただきました。
生徒たちは、物事を一方的に見ないことの大切さや歴史を学んでおくことの大切さを身に染みて感じたようです。また、考えてみれば今回のような「危機」はロシア・ウクライナに限ったことではない、ということを改めて感じた生徒もいたようです。