「東北・フクシマ」フィールドワーク

小論文講座の「東北・フクシマ」フィールドワークゼミが15日から始まりました。2日目までの様子をお伝えします。2日間とも夜遅くまでの研修になっていますが、みんな元気です。

1日目(15日)は震災遺構仙台市立荒浜小学校と荒浜地区、閖上の嵩上げ地区をまわり、最後にホテルの会議室で相馬市のメンタルクリニックなごみ院長の精神科医蟻塚亮二先生のおはなしを聞きました。震災後(原発事故後)の心の問題を、データとともに丁寧に、社会のありようや文化との関連を示唆しながら、熱心に教えていただきました。生徒たちはこの時間にはへとへとだったはずにも関わらず、のめり込んでノートを取り続け、終了は21時。本当に濃い気づきにあふれた一日でした。

2日目(16日)は石巻市震災遺構大川小学校・門脇小学校をまわり、女川原発PR館と女川中心市街地へ。大川小と門脇小の違いについて想いを巡らせながらショックをうけ、また同時に語り継がねばならなないことであることを強く確認しました。女川原発では原子力発電所はどのようなところか、具体的によくわかるレクチャーを受けました。福島市のホテルまでもどったのが20時。この日も深く考えさせられる一日となりました。3日目は飯館、浪江に向かいます。