第68回長野県学生科学賞で本校探究科3年の田中さんが優良賞、竹村さんが入選を受賞し過日学校長より表彰状と副賞が授与されました。
田中さんは「絶滅危惧種オオタカ等が人々と共存する安曇野~屋敷林・社寺林が支える地域の生態系~」というテーマで、松本平の103ヶ所の屋敷林・社寺林を調査し、そこに生息する猛禽類の生態と屋敷林・社寺林の植生・階層構造および周辺の環境との関係性を明らかにした研究です。また、その結果をもとに、松本平における猛禽類の保全対策も提案しました。
竹村さんは「レッドロビンの若葉はなぜ赤い?」いうテーマで、レッドロビンの若葉がなぜ赤いのかを、「赤色で紫外線から若葉を守っている、赤色が昆虫を誘引し受粉の機会を増やしている」という仮説のもとに、若葉と成熟した葉の、色素の種類や量、葉緑体の数、そして紫外線の吸収量の比較など、生物的観察に加えて物理化学的分析を行い仮説を検証した研究です。
なお、日本学生科学賞は本年度68回目になる歴史と伝統のある小中高生を対象とした日本最高峰の科学コンクールで、長野県学生科学賞はその地方予選です。
Nagano Prefectural Matsumoto Agatagaoka Senior High School