7月18日(土)、信州大学松本キャンパスで行われたオープンキャンパスにあわせて、同大学人文学部との「高大連携哲学演習」に本校から14名の生徒が参加しました。
今回の演習テーマは「AIと倫理」で、AIと人間について”道徳性”や”自由・責任”など倫理・哲学的視点から考えてみるという演習でした。当日は、県内外の高校生や大学生とグループを組み、「AIと人間の違い」「AI社会における道徳の価値」など、広い視点で議論を行いました。
本校では、演習に向けて事前に校内で学習会を実施し、生徒一人ひとりがAIについての問題意識や問いを整理しました。当日はその成果をもとに2H 駒形さん、2A 佐藤さん、2A 渡邉さん、2B 田中さんの4名が発表を行い、大学生との活発なディスカッションが展開されました。
生徒からは、「AIというテーマから、“人間”や“道徳”、“命の尊厳”など、さまざまな視点に話が広がり、ずっと頭がフル回転していた。考えすぎて疲れたけれど、すごく楽しかった。」「大学生の専門的な知識や視点に圧倒されたけど、とても勉強になった。」「まだまだ話し足りない。学校に戻ってからも、定期的に哲学的テーマを議論できる場がほしい。」などの感想がありました。
”哲学”というと、答えのない問いについてただ考えるだけの意味のないもの・役立たないもの、と言う人もいますが、今回の演習が、生徒たちにとって「徹底的に考える楽しさ」や「他者と対話することの意味」を実感する経験となってくれていれば嬉しいです。
