大学院の数学に触れる~青山先生からの挑戦状~

 11月4日、本校数学科で非常勤講師をされている青山先生の協力で、生徒が大学院の数学に触れる機会を作ることができました。2年自然探究科の生徒を中心に、将来大学で数学を学びたい生徒、数学を考えることが好きな生徒10名が集まりました。
 青山先生は、大学院で研究を進めていく中で、「問題と答えは高校生でも理解できるが、なぜそうなるのか(途中の証明の仕方)が分からない問題」に出合ったそうです。青山先生自身も2週間以上考えたけど分からない。もしかしたら高校生の方が解決に近いかもしれないので、高校生の力を借りてみたいと相談を受け、2年自然探究科の生徒を中心に声をかけました。
 問題や背景の説明があり、途中まででも解決につながるアイディアになるかもしれない、みんなが考えたものを提出してほしいとのこと。生徒たちは、普段考えている数学とは違って、答えにたどり着く道があるかどうかも分からない、今の自分たちの数学の知識だけで解決できるのかどうかも分からない、なんか最先端の数学に触れているのかも、という状況の中、型にはまらないことを楽しみながら熱心に考えていました。