JICA駒ケ根で訓練を受けているペルーご出身の井上清可さんを講師にお迎えして、本年度第4回国際理解教育講座「ペルー編」を開催しました。16名の生徒が参加しました。生徒たちはお借りした民族衣装を身にまといながら熱心に耳を傾けていました。生徒の感想を紹介します。
1.ペルーについて
・講座を受ける前はペルーと聞いても何も思うところがなかったが、地形のユニークさであったり、人の違いであったり、多面的に知ることができたのが楽しかった。また、日本の山岳リゾートと違った、純粋な人の手が加わっていないアンデス山脈の良さも分かった。
・ペルーの大自然を知れて、今まではマチュピチュしか知らなかったけど、アンデス山脈の魅力に気付かされた。いつかいつかトレッキングをしに行ってみたい。同じ国内でも面積が広いことや気候が全く違うことから文化や国民性に違いがあることが分かった。
2. サステナブル・ツーリズムについて
・国の経済状況によって、経済を優先するのか自然保護を優先するのかが異なるということ。日本は真っ先に自然を考えることができている状況は幸せだと思った。
・1番印象に残ったことは、自分たちの尺度で物事を考えてはいけないということ。比較的恵まれた国にいる自分たちでは、国の違いや事実を習って知ったとしても、考え方や状況が違うから見えていないことがたくさんあると強く感じた。もう一つ印象に残ったことは、相手に教えるのではなく伝えて触発させて好きにさせることが大切ということ。世界は広いし、自分が知ってることなんて世界のほんの一部でしかないから、人が大切にできるのは自分の周りだけなんだと思った。だから如何にその人の絶対領域的なところに入り込ませるかが大事なのかもしれないと思った。
3.インタープリテーションについて
・伝えたい内容、対象によって伝える方法や技術を変えることが必要になる。何を伝えるかではなく何を得て持ち帰って欲しいか。最も適切な方法を適宜変えていくこと。・探究発表の際にとても役立つと思った。・好きな人に発信するのではなく、嫌いな人にも伝えようとする姿勢が大切だなって思った。