第9回⾼校⽣国際シンポジウムに参加

この⼤会は、⽂部科学省の後援で⼀般社団法⼈Glocal Academy が主催し、全国の⾼校⽣が⽇頃の探究の成果を発表し交流するというものです。出場には事前に論⽂審査を通過する必要があります。本校探究科2年A清⽔結⽉さん・2B渡邉咲奈さんが出場しました。⼆⼈は「活性汚泥を⽤いた廃棄野菜の効率的な液肥化」というテーマで約3倍の狭き⾨を突破して出場を勝ち取りました。

北は宮城県、南は沖縄県の全国32都道府県から⾼校⽣約1600⼈(約100校)が集まり、⼤変盛況でした。⼝頭発表とポスター発表の2部⾨でそれぞれ5分野(⼈⽂科学、社会科学・社会課題、数学物理プログラミング、化学環境、⽣物学)に分かれ発表し審査を受けました。トータルで114タイトルの発表がありました。そのレベルの⾼さと参加した⾼校⽣たちの⽣き⽣きとした姿に感動しました。⽇本の⾼校⽣の探究のトップオブザトップだと感じました。
審査員も30 名いて、東⼤教授をはじめその道のトップ研究者や世界銀⾏元副総裁、オックスフォード⼤学の先⽣、医者でありながら物理学者など、みなさん超⼀流の⽅々でした。また発表以外にも、さまざまな経歴・職歴を持つ⼤⼈や⼤学⽣による「パネルディスカッション」や「進路座談会」なども企画されていて、⾼校⽣たちは⾃由にその⽅たちと懇談する時間もありました。すべての企画が、参加した⾼校⽣たちにとって刺激的で今後の成⻑に繋がるように⼯夫されていました。会場は、⿅児島の温暖な気候と⽣徒たちの体から発せられる熱気で、真冬にもかかわらず「熱中症」の注意喚起がされるほどの“暑苦しさ”でした。


さて、本校の⼆⼈ですがポスター発表に参加し本当によくがんばりました。約1時間、話し通す(15分×4ターン)という過酷なスケジュール、また毎回、⽣物学の研究者の審査員たちが鋭い質問をぶつけてくる中、⼼⾝ともにへとへとになりながら、でも会場で⼀番⼤きな声(特にW さん)でやり抜きました。残念ながら「賞」は取れませんでしたが、今後の⼈⽣に活かせる⾒事な戦いぶりだったと思います。終了後、2⼈は⾃分たちの探究で⾜りなかったこと、改善点を話し合っていました。悔しさと達成感を感じたようです。これこそが次につながる学びですし、この2⽇間での2⼈の成⻑を感じました。